フィブリノゲン

血液が凝固するには、まず止血されたところに血小板が集まって固まり、破れてしまった血管をふさがなければならないでしょう。その次に、12ある血液凝固因子が連鎖反応を起こし活性化し、最終的に第Ⅰ因子であるフィブリノゲンがフィブリンという繊維に変わることで血小板の周りを埋めて止血が完了するという仕組みになっているようです。これには個人差もあるため、血液採血により、このフィブリノゲンがどのくらいあるのかを調べる検査が必要であると言えるでしょう。
例えば何かしらの炎症や血栓症といった異変が体内で起きている場合、血液中にフィブリノゲンは増加していると考えられ、この性質を応用し、感染症や心筋梗塞といった病気の疑いがある場合には、この検査が用いられるようです。また、この値が高く出ている状態だと、血液は固まりやすくなる為血管内で血液の流れを塞いでしまいかねないという危険性もあるでしょう。この先に待っているのは心筋梗塞や脳梗塞といった血栓ができる事で起こり得る危険な病気ばかりではないでしょうか。妊娠中もしくは経口避妊薬を服用している人は、この値が高くなるケースがしばしばあるようです。
一方で、逆にこの値が低くなってしまうと、血液は固まりにくくなってしまい、出血時に止まらなくなってしまうことが示唆されるでしょう。また、フィブリノゲンを消費し減少させる病気「血栓症」の可能性も考えられるでしょう。フィブリノゲンというは肝臓で生成されている為、肝機能が低下している、あるいは肝臓に何か病気が潜んでいる可能性も示唆されるのではないでしょうか。
低値だった場合に考えられる病気として「播種性血管内凝固症候群(DIC)」というものがあるようですが、病気やケガが原因で、身体全身に血栓ができてしまうという非常に重篤な病気と言えるでしょう。これは、がん・白血病・手術跡・薬物アレルギー・重症な火傷など要因は様々と言えるでしょう。広い範囲で血管が傷ついてしまったために、血小板・血液凝固因子が不足してしまい、全身のいたるところに血栓ができてしまうというものと言えるでしょう。重篤な状態から死に至ってしまう最悪のケースもあるようなので注意しなければならないでしょう。青あざ・痙攣・チアノーゼ・鼻血・吐血や下血・昏睡等の症状を伴うことがあるとされ、早急に検査・治療を進めていく必要があるといえるでしょう。
このように異常値があった場合には、疑われる病気をもとに別途必要な検査を迅速的に行い、診断確定に努めてい必要があるでしょう。

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